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本日のテーマ【自分で空を見る!】

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温帯低気圧に変化した台風が、
日本列島に雨を降らせて行きました。

あなたの地域に大きな被害はなかったでしょうか?

前回、雨具の話題をしましたが、
山登りに向かう時、
「今日は、雨大丈夫ですかね~?」
と聞いてくる方が、結構います。

山の天気は変わりやすいと言いますが、
おおまかな天気の流れ(晴れそうとか、降りそうとか)は
頭に入れておくべきと考えています。

前日に翌日の天気イメージが出来ていれば、
持ち物のチェックや服装の対策が良くなります。
結果、自分の身を守ることにつながりますので、
天気の把握はぜひしましょう。

今は、新聞もテレビもラジオもインターネットも、
スマホもありますから。


さて、天気予報とは別に、
『観天望気』と言うものがあります。

天気に関係する、経験的な言い伝えのようなものです。

この中には、迷信と片付けられず、
ある程度の科学気象的な裏付けがあるものもあります。

観天望気の中から、3つ、ある程度当たるものを紹介します。


1.夕焼けは晴れ、朝焼けは雨

 日本の場合、偏西風の影響で天気はだいたい西から東に移ります。
 そのため、西の空が晴れていると、翌日は晴れやすくなります。

 一方、朝焼けの場合は、高気圧(=晴れ)と低気圧(=雨)が
 関係しています。

 高気圧の次には低気圧が来やすい傾向があるため、
 朝、東の空が晴れた時は、「次第に天候が崩れるかも」
 との予測になります。


2.朝の虹は雨、夕方の虹は晴れ

 上にも挙げた、偏西風とも関係ありますが、
 虹は太陽の反対側に出るものです。
 また、湿気の高い空気に光が当たった時に虹になります。

 そのため、
 朝の虹(西の空が湿っている←これから雨になりやすい)
 夕方の虹(東の空が湿っている←雨雲が過ぎ去った)
 と言う、予測が立てられるのです。


3.山が笠をかぶると雨

 傘ではなく、『笠』です。昔話の笠地蔵(かさこじぞう、とも)
 に出てくる笠です。
 この、笠形の雲が山の上にかかることです。

 『笠形の雲が山の上にかかる』と言うことは、
 湿気の多い上昇気流を持っている低気圧(雨が降りやすい)が
 近づいている状態です。

 実際、富士山に笠形の雲がかかると、
 24時間以内に70%以上の確立で雨が降り出すそうです。


天気に限らず、空に思いを馳せることは、
気持ちのリラックスにもなりますね。

どうぞ、楽しい山登り・アウトドアを!

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私が子どもの頃は、
今ほど天気予報の精度が高くなかったので、
靴を蹴り上げたり、てるてる坊主に願掛けしたりして、
翌日の天気が晴れになるよう、願っていました。

てるてる坊主への願掛けは結構効果が有った気がするのですが、
一緒に行く人の中に、
強力な晴れ男、晴れ女がいたのかも知れません。



最後までありがとうございました。
ご意見・ご感想は、お気軽にお寄せ下さい。


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