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本日のテーマ【危険生物は意外と近くにいます】

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日中の日差しは暑く感じるものの、
半月前と比較して、だいぶ過ごしやすくなってきました。
(ちなみに、兵庫県瀬戸内海側の感じ方です。)


山登りやアウトドアに気持ちよいシーズンですが、
この時期に危険度が急上昇する生き物がいることを
あなたはご存じでしょうか?


それは・・・、

『スズメバチ』です。


登山やハイキングで遭遇する危険生物のうち、
ニュースや話題に良く挙がるのはクマですが、
事故件数や死者数を見ると、圧倒的に
ハチの被害が上回っています。


2013年のハチ刺傷による死亡者は24人で、
記録のある1983年以降、二桁を下回ったことはありません。
(2014年9月11日に発表された厚生労働省の統計結果)

年間10人以上の死者が出ることはまれな、
クマやヘビに比べると、圧倒的に多い数字だと
感じてもらえると思います。


詳しい数は分からないものの、蜂に刺される事故は
年間1000件以上と言われています。


さて、どうすれば
ハチ刺されの事故を防ぐことができるでしょうか。

やりやすい対策から挙げて行きます。
1.明るい色の服装にする
  ハチは黒や濃紺など、濃い色に攻撃しやすい傾向があります。
  巣を襲うクマを見つけやすくためと言われています。
  白や水色など、明るい色の服装をお勧めします。
  また、長袖長ズボンで肌の露出を防ぎましょう。


2.同じ種類のハチが複数匹いるところに近づかない
  単独行動のハチは何もしなければ攻撃しません。
  ただし、巣を防衛しているハチは別です。
  ハチが複数いるのは、巣が近い場合が多いです。


3.ハチが近づいても振り払わない
  ハチが登山道上を移動中であったり、
  飲み物や整髪料の匂いにつられたりして、
  近づいてくることがあります。


  恐いので、つい振り払ってしまいそうになりますが、
  素早い動きに反応して、ハチが攻撃しやすくなります。
  ゆっくりとした動作で振り払って下さい。

  また、身をかがめることで、頭上を通過することも
  よくあります。

4.とにかく巣から離れる
  パニックになりやすいのが、
  地面の中にある巣を踏み抜いてしまったり、
  気が付かずに頭上の巣を揺すってしまったりした時です。

  エンジン音のような猛烈な羽音と共に、
  あっという間に働き蜂に囲まれてしまいます。


  こんなときは、とにかく巣から逃げて下さい。
  巣から80~100m離れれば追ってこないようです。
  道がある場合、20秒ほど走れば、
  100m離れることができるでしょうか。


それでも、タイミングが悪く
ハチに刺されてしまうことがあります。

そんな時は次の3ステップで治療を試みて下さい。
1.毒を取り除く
  指での絞り出しや、吸い出し(飲み込まないように注意)で、
  体内の毒を出来るだけ少なくします。
  市販のポイズンリムーバーを使うと、上手く吸い出せます。

  ポイズンリムーバーを使う時は、
  刺された場所を20~30分以上、吸い出し続けます。

2.傷口を冷やす
  近くに沢があれば、沢水につけて冷やします。
  腫れや痛みを抑えると共に、毒の吸収を遅らせる効果が有ります。
  氷のうや保冷剤でも効果が有ります。

3.薬を使用
  はれや痛みがひどいときは、ステロイド軟膏を塗ったり、
  抗ヒスタミン剤を服用します。

  以前から言われている、アンモニア水や尿は
  『全く効果が有りません』。
  アンモニア水が直接ハチ毒と触れた場合は、
  ハチ毒を分解出来るそうですが、

  しかし、アンモニア水は皮膚に吸収されないので
  刺された後に皮膚に塗っても『全く効き目がありません』。



以上の対策、処置で被害を最小限に抑えることができます。

しかし、

ハチに刺された後で、『めまい、嘔吐、呼吸困難など』が出た時は
迷わず、救急車を呼んで下さい。

『アナフィラキシーショック』の可能性が高いです。

実はハチ刺されの死因の多くが『アナフィラキシーショック』なのです。

アナフィラキシーショックは、同時に多くの蜂に刺されたり、
複数回刺されたりした場合に、
ハチ毒に対しアレルギー反応を起こすことです。

沢山、恐くなることを書いてしまいましたが、

一番の対処方は、蜂の姿や羽音(バイクのエンジンみたいな音です)を
見たり聞いたりしたら、近づかないことです。


『君子危うきに近寄らず』です。


どうぞ、楽しい山登り・アウトドアを!

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私は、スズメバチに刺された事は無いのですが、
近い種類のアシナガバチに10回近く刺されています。

犬の散歩中に巣を蹴ってしまったり、
物干し竿に巣があることを気が付かなかったり、
藪漕ぎ中、知らぬ間に刺されていたり、
などなどです・・・。

アナフィラキシーショックになる可能性があるので、
できる限りの対策をして出かけて行きます。

簡単に携帯できる、『ポイズンリムーバー』は
オススメです。
■ヘッセル ポイズンリムーバー(応急用毒吸取り器)デンマーク製
最後までありがとうございました。
ご意見・ご感想は、お気軽にお寄せ下さい。

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